導入事例
港湾物流業
巨大アンローダーの稼働率を最大化|作動油の長寿命化と一括管理
港湾荷役の要となる新設設備の潤滑管理を最適化。メーカー推奨の「2年周期の全交換」を見直し、大幅なコスト削減と機会損失を回避。
港湾アンローダー
50~100名
【お客様が抱えていた課題】新設設備の「潤滑管理」という未知の領域
港湾物流・倉庫業を展開されているお客様において、新たに導入された巨大アンローダー。船からの荷役を担うこの設備は、工場の原材料供給や物流の要となる「決して止めてはならない」最重要設備です。
しかし、導入直後のお客様内には潤滑管理の専門部署がなく、複雑な荷役設備における作動油の適切な管理手法や、各駆動ギアに応じたグリースの選定基準が定まっていないという課題を抱えておられました。
特に頭を悩ませていたのが、設備メーカーによる「2年ごとの作動油全交換」という推奨指針です。巨大なアンローダーの作動油交換には膨大な油量が必要なだけでなく、作業中は荷役を完全に停止しなければなりません。その間のメンテナンス費用、および荷役停止に伴う機会損失は極めて大きく、運用コストの適正化が急務となっていました。
【弊社の提案】「定点観測」による根拠ある延命と最適配置
弊社は、単に潤滑剤を納入する「販売店」ではなく、お客様の「潤滑管理部門」を代行するパートナーとして、以下の包括的なソリューションを提案しました。
部位別・環境別グリースの最適選定: 海風や塩害、高荷重など、アンローダーの各駆動部がさらされる過酷な環境を精査。それぞれのギアやベアリングの特性に合わせ、耐水性・極圧性に優れた最適なグリースを個別に選定・配置しました。
作動油の「傾向管理」による寿命延長: 「期間が来たから替える」という従来の常識を排し、定期的なオイルコンディション診断を導入。酸化劣化、水分混入、汚染粒子の推移を独自の分析基準でモニタリングする「傾向管理」を実施しました。
プロによる診断レポートの提供: 分析結果をもとに、「まだ使えるか」「いつ替えるべきか」を数値的根拠に基づいて報告。お客様が自信を持って「交換見送り」を判断できる体制を構築しました。
あえてメーカー推奨値に依存せず、「現場の油の状態」を正しく見極めるプロの目を介在させることで、無駄な廃棄と作業を最小限に抑える戦略をとりました。
【その結果】メンテナンスコストの劇的な削減と、止まらない物流を実現
弊社による管理体制の導入後、2年ごとに必要とされていた作動油の全交換周期を大幅に延長することに成功しました。これにより、高額な新油購入費用と廃油処理費をカットできただけでなく、本来交換のために必要だった数日間の設備停止を回避し、港湾の稼働率を高い水準で維持しています。
導入から現在に至るまで、潤滑不良に起因する設備トラブルは一件も発生していません。
今回の事例は、潤滑のプロフェッショナルが適切な管理を行うことで、メンテナンス費用がいかに削減可能かを示す典型的な例となりました。潤滑管理を「コスト」ではなく「利益を生む投資」に変える。弊社はこれからも、現場に寄り添った最適な管理ソリューションを提供し続けます。
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