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80℃の軸受異常発熱をグーリス変更で即解消|翌日には40℃台の正常温度に低下

導入事例

大手鉄鋼メーカー

80℃の軸受異常発熱をグーリス変更で即解消|翌日には40℃台の正常温度に低下

設備休止ができない過酷な状況下、高性能グリースへの切り替えにより軸受温度を劇的に低下。摩耗の進行を食い止めた事例です。

プレス機

Problems

課題

鉄鋼工場の要とも言えるプレス軸受において、表面温度が通常時の40〜50℃から、70〜80℃へと急上昇するという深刻な事態が発生していました 。同時に異音等の異常も認められており、現場には緊張が走っていました 。

プロの診断眼:なぜ温度は上昇し、異音が出るのか? 軸受の表面温度上昇は、潤滑剤が荷重に耐えきれず、金属同士が直接接触し始めている兆候です。フェログラフィ分析で30を超える大きな摩耗粉が検出されたことは 、油膜が物理的に破断し、金属表面がむしり取られる「凝着摩耗」が進行して、かなりの軸受ダメージを負っていたことを裏付けています 。このままでは軸受が焼き付き、致命的な設備停止(ドクターストップ)を招く一歩手前の状態でした。

Approach

【弊社の提案】過酷な環境下で「保護膜」を形成する特殊処方

本来であれば即座の軸受交換が必要な損傷レベルでしたが、休止できない設備であったため、次の定期修理まで設備を稼働させ続ける必要がありました 。そこで弊社は、グリースを従来品から切り替え 、潤滑剤の「物理的な厚み」だけに頼るのではなく、金属表面に強力な吸着膜を形成する機能に優れた解決策を提案しました。

選定の根拠: 高荷重・高温下では、一般的なグリースの油膜は容易に押しつぶされてしまいます。今回の選定では、摩擦面に強固な反応膜を形成する特殊な添加剤配合を重視しました。これにより、たとえ油膜が薄くなった状態でも物理的な接触によるダメージを緩和し、軸受寿命を所定の定修日まで延命させる戦略を立てました 。

Results

【結果】切り替え翌日に温度が沈静化、無事に定修を完遂

グリースを変更した翌日には、80℃近くまで上がっていた軸受表面温度が通常レベル(40〜50℃)まで劇的に低下したことを確認できました 。懸念されていた摩耗粉の径も、10〜15程度にまで減少して落ち着きを見せています 。

その後も軸受温度や異音等は安定した状態が続き、約2ヶ月後の定期修理日まで、減産することなく無事に通常運転を継続することができました 。

今回のケースのように、一度ダメージを負った設備であっても、その環境に適切な潤滑剤を選定し直すことで致命的な故障を回避できる可能性があります。設備環境に合わせた適切な潤滑マネジメントこそが、突発的な故障を防ぎ、中長期的なコスト最適化に直結するのです。


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